女子の虐め 女子部室で最臭監禁

ダンス部の部室という閉ざされた空間に漂うのは、汗と靴の蒸れが混じった重たい空気。放課後のざわめきが遠のく中、部員たちが一人の男子を取り囲む。女子校生特有の生々しい支配空間が、清潔さとは正反対の方向へと崩れ落ちていく。部室内には息を吸うたびに鼻腔を刺激する酸味と熱気が充満し、逃げ場のない圧迫感が全編を覆う。この閉鎖的な舞台設定が、本作の根底にある屈辱と倒錯の世界をより強く浮かび上がらせている。

制服姿の少女たちは、一見無邪気な部活仲間のようでいて、行動には非情な残酷さがにじむ。髪の乱れた素の表情や、汗ばんだ脚がリアルな部活後の時間を思わせる。レビューでも「綺麗すぎないリアリティ」に高評価が集まり、素人感を軸にしたフェチ演出が際立つ。中でもリーダー格の生徒は挑発的な笑みを浮かべ、嗅覚を責める行為に迷いがない。対照的に他のメンバーはいたずら混じりの調子を保ちながらも、被虐対象を次第に同調的快楽で飲み込んでいく。

プレイは序盤こそ揶揄と笑いで進むが、やがて激しい臭気フェチの攻撃に変わる。長時間穿かれた下着や酸味を帯びた汚物、さらにおならや聖水まで混ざる展開に、嗅覚と羞恥が激しく交錯。男優が顔をそむけるたび、女子たちの笑い声が追い打ちをかける。レビューでは「画面越しに匂いが伝わるよう」「もう少しリアクションが見たかった」と賛否が分かれるが、まさにその密閉感こそが本作のクライマックスを支える。強制的かつ連続的な臭責めが、嗅覚と精神を同時に支配していく。

レーベル〈ブーツの館〉が手がける臭いフェチ路線の中でも、本作は群を抜いて過激な構成だ。シリーズ「女子の虐め」共通のテーマである支配・侮辱の延長線上に、嗅覚・排泄系の要素が緊密に融合している点が特徴。演出は過剰よりも“実体感”を重視し、汗・蒸れ・呼吸音といった音のリアリティを細やかに積み重ねている。M男嗜好の観点からは、絶望と興奮を等しく刺激する作品として位置づけられるだろう。